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2008年3月17日 (月)

噛み癖の対処法

前回に引き続き、噛み癖への対応策についてです。本日は具体的な作戦の案を書いてみたいと思いますので、ご参考まで。幼鳥の将来的な噛み癖対策として書かせて頂きます。

●手で遊ばせない作戦

手で遊ぶことを覚える前に、「手と口では遊びは成立しないのよ~」と暗に教えてみてみようという案です。手で遊ぼうとしたら、さっと気をそらせ、「こっちの方が面白いよ」「これで遊ぼうよ」というようにすると、徐々に遊びの対象を移行させられるでしょう。インコは基本的にものをかじる動物です。この行動はくちばしの状態を良く保つためにもいいことなのですが、人の手をそのために使われるのは避けたいところだと思います。この“かじり行動”をおもちゃなどへ向けてもらうことを覚えさせることは、一人遊びの前練習にもなるでしょう。

●噛む強さを教えておこう作戦

幼鳥の場合、じゃれ付いて手をかむことがあるかもしれません。子供たちはまだ遊びの範疇の噛みと、威嚇の噛みなどの使い分けが出来ていません。その場合、わざと噛ませておいて強さを教える方法もあるでしょう。じゃれているときに強く噛んだら、「ぎゃ!」「うう!」など、鳥さんが嫌がるときにあげる“短い声”を真似し、注意を促すのが効果的だと思います。つまり、鳥語を私たちの方が使ってしまうということです。私たちが彼らの兄弟・親となって、遊びの相手を代理で務める感じでしょうか。“じゃれる”ことが好きなボウシやコンゴウの子供にはぴったりかもしれません。

ただし、白色の子達は手にじゃれるというより、手に毛づくろいをしてくれようとしますので、その過程で教えればよいでしょう。(わざわざ“じゃれさせる”ことはしなくていいです:笑)

●飼い主さんが我慢する場面は?

恐怖でパニックになって、その流れで噛んだ場合。まずは落ち着かせることが大切です。こんなときに「ほら痛いよ!」とこっちが意思表示をしても聞けませんから、その練習は鳥さんが落ち着いて話を聞ける状況下でするべきです。幼鳥がパニックで噛んだ場合は、「ほら、私もいるから大丈夫だよ」「落ち着こうね」と頭をなでてやったり、自分の部屋であるケージに戻してあげるのがいいと思います。

まだ腕などに止まるのが下手な幼鳥の場合、口で加えて支えるケースがあります。このときは、「怖い~。落ちそう~。」と心の中で言いながら(笑)、口で支えを求めて噛んでくるときがあります。もちろんこの場合も、「ぐらぐらしている足場」の問題の方が先に対処しないといけませんね。

●嫌なことは口で言おう作戦

“嫌だ”を噛み付くことでしか伝えられない子にしないようにしましょう。そのためには、飼い主さんが鳥さんのジェスチャーをキャッチできることも必要です。ジェスチャーを飼い主側がキャッチできるようになったら、別の表現方法を教えてみるのもありだと思います。

言葉を使うのが好きな子は言葉で言うようにしむけてもいいでしょう(例えば「嫌なこと」⇒「おしまい」とすると、先に「おしまい」を言うようになった例があります)。片足を上げて手を押すなど、飼い主さんに分かりやすいジェスチャーを教えるのもいいかもしれません。

●最後に

鳥さんが“嫌だ”と言って来る項目のすべてを、人側が許容してあげることはできません。どのくらいをこちらが許容し、どのくらいを鳥さんに協力してもらうのかを考える必要が出てきます。「どこをOKとNOの境目にするのか」は、本シリーズの最初のコラムでもあったように“家庭の数だけ”あるでしょう。ご家族の皆さんは、この機会にぜひ、鳥さんの家庭内社会教育について考えてみてくださいね。

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