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2008年3月25日 (火)

鳥と個体認識

皆様、こんにちは。 早いものでもうすぐ4月です。道すがら見られる花々に心が和みますが、4月には日本人が一番楽しみにしているだろう「桜」が咲きますね! 私も楽しみです。花見(そっち?:笑)!!

さてさて、本日はちょっと学術チックなお話ですが、かなり興味をそそられる内容だと思いますので期待してください。

●ことのはじまり

ある方から以下のような内容のお話を聞かせていただきました。

ある日、家族がいつもと違う服装でキバタンを相手にしたところ嫌われ、手に乗ってこなくなりました。その後2-3日の間、これが続きました。後日別の家族が同じようなことに。自分も服装を変えてみたところやはり同じ結果に。初めはどうして嫌われたのか分からなかったのですが、どうやら服装がネックだったことが判明。

しかし、日ごろから服装が変わる家族に対しては、いつもと対応は変わらず。また、ヨウムさんは誰の服装が変わっても変化なしでした。

●面白い発見?!

とても興味深いお話ですよね。このお話を聞いて、鳥の同種間認識の話を思い出しました。同種間認識というのは、「あ!あそこに飛んでいる鳥、私の仲間だわ!」という認識=理解のことです。上記のお話からの推察に過ぎませんが、キバタンちゃんは誰かを判断するときに服を含めた“人の全体”を良く見ていて、ヨウムは“お顔”を中心に判断しているのかもしれませんね。

●鳥たちの認識について

鳥たちは様々な方法で“認識”をしています。敵なのか、害のない鳥なのか。自分と同じ種類の鳥なのか、そうでないのか。顔見知りなのか、他人(鳥?)なのか。そういったことを外部からの情報を目、耳などからたくみにキャッチして、判断をしているわけです。

例えば敵を判断するのには、ヒヨコでは鳥のシルエットで敵を判断することが知られています。頭が小さく尾が長い、タカのような影は敵。首が長く尻尾が短いカモのようなタイプは安全というように判断しているそうです。

また同じ種類であるかどうかの判断には、声質、しゃべり方、動き方(飛び方)、体の模様などがあげられ、これらは知り合いかどうかを判断するのにも役立ちます。しかし、どれをどの程度重要視するのかといったことは種によって様々です。その上、種類を判断する項目と、個体を判断する項目は、必ずしも“イコール”ではありません。

2足歩行で歩いていて、頭部に毛が生え、服っぽいものを身に着けていれば、私たちは「あっちの方に見えるのはどうやら人間らしい」と判断するでしょう。そして、ゆっくり近づき顔を確認するのは知り合いかどうかを判断するためですね。鳥も同じように、お腹の模様で同じ種類の鳥だと判断し、頭の模様で個体を判断するということがあり得るということです。

あるキジは縞模様の粗さ加減を判断材料にし、あるふくろうはまだら模様の細かさを利用しているそうです。インコやオウムでは、カイクーがお腹の白い部分で個体識別(雌雄識別だったか?)し、コンゴウインコはお顔の縞模様の入り方で個体識別しているらしいというのを読んだことがあります。[情報源:Bird Coloration1,2巻、最後のコンゴウは偶然引っかかった論文(笑)]

インコやオウムの生態については、研究途上のところがたくさんあると思いますが、これから少しずつ明らかにされてゆくのかと思うと20年後、30年後が本当に楽しみです。みなさんも家庭内でちっちゃな実験をして、なにか面白い発見をなさったかたは教えてくださいね。(^-^)

●追記

最後になりましたが、最近の記事、文章ばかりですみません(^-^;)。近日中に、大きくかつ “やんちゃ”に育ったスカーレットの動画でも載せたいと思います。うまく取れるといいのですが・・・。

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コメント

おもしろいですね、鳥さんの種類によって服装と顔とそれぞれで認識しているんですね。
確かに我が家のコバタン君は服装・身体の大きさで識別しているようです。
私がいつも家にいる日なのか出かけてしまうかを服装で見ているようです。
仕事には必ず白いブラウスを着て出かけるので朝の後追いの雄叫びはあげません。
ゲージの中で独り言で「後でね」「はーい」を言ってます。(仕事に出かけるときにいつも後でねと言ってしまうので)
家にいる日はオールシーズンTシャツを着ているのでその時は出してコールをします。
そして私以外の人間(旦那さま)が私の近くにいると叫び声・威嚇をしています。(コバタン君の頭の中では旦那さまが恋のライバルのようです)
小さな頭で色々なことを彼らなりに考えているんだなぁとわかるときは少しうれしいですね。

ばあどさん>>
いつもコメントありがとうございます。
ばあどさんのコバタンちゃんがそうであるように、鳥さんの学習能力もさることながら、観察能力もすごいものがありますよね。KY(空気読めない)どころか、バリバリ読んでる!!人間側も負けてられませんね。私も、鳥さんたちが発している“空気”を、もっと的確に読めるようになりたいです。

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